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会長挨拶

令和5年・6年度
会長 大鳥居良人

【奉務神社】
  
亀戸天神社(東京都)
【神社役職】
  
宮司

令和5・6年度会長を務めさせていただきます東京地区、東京都神道青年会の大鳥居良人と申します。4月27日に神社本庁にて開催された定例総会に於いて新役員をご承認いただきました。全力で努めてまいりますので、宜しくお願い致します。
長期間にわたり続く感染症は、青年会や神社界だけでなく一般社会に大きな影響を与えました。価値観や生活が劇的に変化していく中、立場や考え方の相違、また他者への共感や理解よりも個人を優先することなどで、共存共栄ではなく分断ということが起こりやすくなっているように感じます。感染症の影響は人々の内面にも及んでいるのではないでしょうか。誰もが悩み苦しみながら、進む道を模索し、歩みを進めてきたと思います。しかしながら、これらの期間は決して停滞していたのではなく、新たな方法や視点、考え方を得ることができた時間だったと思います。
国内だけでなく世界情勢も不安定な中、国家の危機は内外から確実に迫り続けています。そのような時だからこそ我々青年神職はより強固に団結して、美はしき国風や伝統文化を護り伝えていくための活動に取り組まなくてはなりません。定例総会にて承認いただきました活動方針並びに事業計画のもと、全国各地の青年会員同志と共に協力し、斯界だけでなく広く一般社会にも共感の輪を広げ、信頼を得られるように事業を展開してまいりたく存じます。
地域の中心には神社があり、その祭りを通じて人々の繋がりは強くなります。しかし過疎問題に加え、祭りの縮小と中止が続くことで人々の神事に対する気持ちが薄れてしまうことや、伝統の継承が困難になってしまうことが危惧され、この状況が続くことは祭祀の伝承という意味で危機的なことだと言えます。なぜ祭祀が続けられ祈りが捧げられてきたのか、その意味というものを改めて考えていく必要があります。「日本祭興」。祭りの力で復興し、我国がより良い国となるように努めてまいります。
青年神職、青年会の活動は限られた時間の中で行うが故の純粋性というものが大きな特徴の一つです。相互の理解を深めて大同団結を推し進め、強固な関係のもと共に歩みを進め、困難を乗り越えていきたいと思います。
地域で神社や神職がどうあるべきかを問われる中、全国各地で奉仕する青年神職同志が自らの考えを持って青年会活動に向き合い、またそこで学び得たものをそれぞれの神社や地域での活動に生かす、そのような会を目指してまいります。

大同団結とは、ただ漠然と意見を合わせて仲良くするということではありません。立場や環境、年齢、性別、考え方、それらの違いを越えて大きな目的のもと団結し、同じ方向に進んでいくということだと思います。我々青年神職にはそれができるはずです。
我々に課せられた使命を果たすべく事業を展開してまいりますので、会員の皆様には更なる御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

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