
神道青年全国協議会 会長 久富真人
先づ以て、謹んで聖寿の万歳と皇室の弥栄をお慶び申し上げ、神宮におかれましても諸祭恙無く斎行されてをられますこと、慶賀に存じ上げます。
今般歴史と伝統ある神道青年全国協議会の会長に推挙され、その重責を担ふこととなりました。神青協草創期の先輩諸賢の熱き志を受け継ぎ、役員一同諸活動に邁進して行く所存でございますので、関係各位の御指導御鞭撻を伏してお願ひ申し上げます。
畏くも今上陛下におかせられましては、百二十五代に亘る皇室の伝統を受け継がれ、常に国家・国民の平安と発展を御祈念あそばされてをられます。この万世一系の皇統を戴く皇室の御存在は、世界に類を見ない我が国の誇りであり、我々国民の精神的支柱であります。
一昨年来の皇室典範改定論議は、「女系天皇容認」などの不穏な動きを見せました。しかし、悠仁親王殿下御誕生の御慶事により、論議は一旦沈静化致しました。この期を捉へ、皇室の伝統に相応しい改正がなされるべく、運動をすすめて参りたいと存じます。
また、神宮式年遷宮啓発活動につきましては、本会発足以来変はる事ない大きな活動の柱であります。民族精神統合の象徴ともいへる神宮式年遷宮は、国家の重事であり、その意義と千三百年に亘り連綿と受け継がれてきた伝統の重さを国民に広く啓発していくことは我々青年神職の使命であります。「神宮式年遷宮の?こころ?を守り伝へる委員会」が示した指針を軸に、活動をすすめて参りたいと存じます。
さて、我が国の現状を見ると、北方領土をはじめ、竹島・尖閣諸島・沖ノ鳥島など、固有の領土が他国により不当に支配され、又は脅かされてゐる状態が続いてをります。領土問題は国家の主権にかかはる問題であり、本年はその重要性を広く国民に周知せしめ、速やかなる領土奪還の実現に向け活動を展開して参りたく存じます。また、国土への思ひを胸に近代日本発展の礎として散華せられた英霊に対し感謝と報恩の誠を捧げるとともに、国家の安寧を祈念して参りたく存じます。
本会は、平成二十一年に創立六十周年の佳節を迎へます。終戦直後の昭和二十四年、祖国再建と神道興隆を目指し当会は結成され、爾来、先輩諸賢が斯界の尖兵としての気概を胸に活躍を重ねて来られました。私たちは創立の精神を今一度心に刻み直し、新たなる時代における当会の将来を模索すべき秋と捉へ、「創立六十周年記念事業準備委員会」を設置し、各種の記念事業を計画致します。
昨今の社会的混乱や道義心の低下といった、戦後の悪しき風潮を打開するため、神道人は我が国の精神的根幹に関はる事柄について、伝統と敬神崇祖の精神を核に、機会を捉へ社会に積極的に訴へていく使命があると考へます。そして青年神職はその最前線にゐることを十分に自覚し、身を以て道義国家の再建へ邁進していかなければなりません。各地区各単位会との綿密な連絡網を構築し、迅速な情報共有体制を確立し、その連携を武器とした神青協としての諸活動を実践して参りたいと存じます。
会員各位の一層のご理解とご協力、更なる取り組みを切にお願ひ申し上げます。
- Newer: 主な活動
- comment closed:
- このアイテムは閉鎖されました。このアイテムへのコメントの追加、投票はできません。